ごあいさつ

さとまるLLP(有限責任事業組合)へようこそ!

さとまるでは、今まで価値化されていないものを発掘し、タダで提供していけるよう、メンバーみんなで活動をしています。
日本に暮らす私たちが持っていた懐かしい過去と、努力して生み出してきた輝かしい現代とを振り返り、「お金では買うことのできない豊かな生活」を、わたしたちと一緒に創っていきませんか?
(今日からあなたも、さとまるメンバーになりませんか?)

2011年2月22日火曜日

貴重な体験づくし!馬をめぐる遠野の旅

2月19日、20日と岩手県遠野市に行ってきました!
寒さを覚悟して着膨れした我々でしたが、遠野はすでに春の陽気。一面の雪が日差しに輝くのを眺めつつ、思えば遠くに来たもんだ~♪と足取りも軽く、最初の目的地「クイーンズメドウ・カントリーハウス」へ。

今回は、馬と人との共生が長い間行われてきた遠野で、馬と生きることの意味や、運搬や力仕事の担い手としての馬を少しでも知ることが目的の旅でした。

雪にはまって、車が進まなくなるというハプニングに見舞われつつ、なんとか目的地へ到着。我々を待っていたのは、世にも美しい馬たちでした!



ハフリンガーという種のオーストリアの馬たちです。輝くプラチナブロンドのたてがみと、赤茶の毛並みが特徴。早速触らせていただきました。(本当は柵のなかに入るのは危険なんですが…)



美しい上に人懐っこくて穏やかな性格の馬たちに、さとまるメンバーはみな大喜び!奥に見えるのが、宿泊施設となる馬付き住宅「現代版曲がり家」です。



「曲がり家」とは、厩舎と住居がつながっている建物で、馬と人がともに暮らすことのできる伝統的な住宅です。クイーンズメドウは、馬を中心とし、エネルギー、物質が循環するモデルを目的としたプロジェクトで、敷地には畑や森、宿泊施設(馬付き住宅)があります。

森のなかで放牧されている牝馬が、森に自生する笹を食べることで、下草整備がされたり、馬糞を畑の肥料とすることで無農薬の米や野菜を生産するなど、馬によって自然にも人にもよい循環が実現していました。



今回、お話を伺った徳吉さん(左)。



畑は一面の雪。敷地はかなりの広さですが、通常は2名、必要に応じてもう2名に手伝ってもらうことで、全ての管理をしているそうです。

美しい馬たちに別れをつげ、午後からは、地元の有識者の方々と、遠野の現状や課題を共有していただきました。



参加いただいたのは、NPO法人「遠野山・里・暮らしネットワーク」の菊池さん、遠野市農業活性化本部、林業振興室長の大里さん、盛岡で馬の生産、育成、調教をされている「80(はちまる)エンタープライズ」の八丸さんご夫婦といった、各分野で活動をしていらっしゃる方々でした。

遠野では、地元での活動を都心に伝え、協業していく術がないとのこと。また、特有の文化や営みが失われている現状を聞き、さとまるとして、どう役立てるかの糸口を話し合いました。


翌日20日は、「地駄曳き」(じだびき)を見せていただきました。
「地駄曳き」とは、馬を使って木材を運搬する作業のことで、遠野では古くから行われていたようです。今では数名(&数頭)でしか行われていない、非常に貴重な作業。何よりもまず、馬の登場でメンバー一同、びっくり!



デカイ!!!
今回、お願いした馬は1.2トンある「第二こうはた」君(名前です)。山の中で伐採した木を何本も運び出すには、まさに馬力のある馬が必要なんですね~。でも、性格は穏やかな馬でした。

作業する山で、木を引くための装備をつけます。昔ながらの木と鉄でできたものでした。



木の下に、板状の鉄を入れ、鍵状の金具を木に打ち込みます。この間、馬は不安定な足場で、じっと人が作業を終えるのを待っています。



掛け声に合わせ、馬がグッと力んで前進しようとすると、静かに木が動きだしました。思わず、メンバーから驚きの声があがります。

雪深く木々の茂る山中では、スムーズに木は運び出せないので、木の下の雪を払ったり丸太を挟んで滑りをよくしたりして、少しずつ動かしていきます。



運び途中でも、止まるように指示されると馬はストップ。主の指示をじっと待つ第二こうはた君。


繰り返し行われる運び出しの作業。人間だったら、3、40人で動くかどうかといった数トンの木も、この馬は一頭で動かしてしまいました!



今回、地駄曳きを見せてくださった見方さん。今年で69歳とのことで、「70歳になってもやってられるかわからないよ」と笑顔で話していらっしゃいました。でも、雪の山道を歩くのは誰よりも速いんです!



今回、地駄曳きを手伝い、この旅をコーディネートいただいた岩間さん。馬の繁殖を行う、遠野のホープ☆



地駄曳きにおいて馬はパートナーですが、同時に自在に操ることもできないといけないもの。信頼関係と主従関係の両方を築くことが難しいのではないかと感じました。ただ、馬によって運搬することで山の奥地まで入っていくことができ、機械での運搬では山を切り崩さないといけないことを思うと、地駄曳きの方が合っている土地もあるのではないでしょうか。

今回は2日にわたり馬の魅力を知ることができ、馬と共生する厳しさと同時に、可能性も感じることができた貴重な旅となりました。




2011年2月17日木曜日

第2回 長野で炭焼き体験!

長野県大町市に炭焼きを体験してきました。
山梨イベントから長野に直行した我々を迎えてくれたのは、真っ白な雪に覆われた美しい山並み!
東京では見られない光景に、思わず車の窓を開けて見とれてしまいました。




今回も、松島さんのお父様が使っていた古民家にお世話になりました。
山深い古民家に到着したのは深夜だったため(その後すぐに飲みだしてしまったため)気づきませんでしたが、翌日探索してみると、古民家の広いこと!



奥の部屋にはぎっしりと炭の袋が積まれており、近くの炭窯で作られた炭の倉庫として使われているようでした。

早速翌朝、松島さんが焼いていた炭を出すところからスタートです。
窯の入り口部分の障壁を崩すと中にはぎっしりと炭が。1メートル弱の立派な炭が並んでいるのですが、ちょっと力をいれるとパキっと折れてしまうので、取り出す作業は慎重に慎重に・・・



窯の中には炭となった木のほかに、床と窯の側面、天井をそれぞれ覆うように「敷き木」とよばれる細めの木も入れられており、それらは窯から出さずに、次の炭焼き時もそのまま利用するとのこと。

窯の中はしゃがんで2,3人の大人が入れるくらいの小さなカマクラといったサイズで、炭を全部だすと、畳2畳分に山盛りといった量になりました。


※後日、松島さんより、この炭は40袋分の袋詰めができ、上出来!とのこと。

その後、今度は窯積め作業です。敷き木を入れつつ、今回は欅(けやき)と松を積め込みました。
これがなかなかの重労働で、窯の中ではずっとしゃがんだ状態で木を立てて並べていく者と、入口に木を運びいれる者と、最低でも2名は必要な作業。どちらの作業も腰にきます!

積め終わると、入口の奥に石と粘土で壁をつくり、ふさぎます。ここで使う粘土は、前回の壁を崩した土に、雪解け水を足して練ったもの。たき火をおこし、雪を水にもどします。



水を足して練ることで、何度でも利用可能な粘土になるそうです。この粘土練りが地味に大変! 水を含む土は重く、腰に不安を感じている私は、早々にギブアップ。松島さんも「この作業は、小さいころから、早く終わらないかな~と思いながらやってたよ(笑)」と言っていました。

すべてその場にあるもので、炭作りができてしまう点がすばらしいところ。それだけに、素人が作った炭と職人のものとの違いが出てしまうんでしょうね~。

壁の手前で火をおこし、3時間程度たき火をします。粘土と奥の薪を乾燥させるのが目的です。
この際、窯を傷めないように、燃やす枝を小さく折りたたみます。窯の天井の穴からはもくもくと煙が。穴を多少ふさぐことで、手前のたき火の火力がかわるのですが、ここも松島さんに塩梅を見ていただきながらの作業となりました。

松島さんは炭作りが全くの初心者である私にも、優しく作業を教えてくださいました。
小さい頃から炭作りの手伝いをしていたとのことですが、今は興味を持ってくれる人が少ないので東京から来てくれて嬉しいと、にこにこ話してくださいました。今回の作業はここまでのため、焼く作業(これがまた長時間で大変!)は松島さんにお願いし、古民家をあとにしました。



今回我々が作業させていただいたのは、実際に焼く手前部分となります。
初めて使う鉈(なた)のコツがわからず、いつまでも枝が切れなかったり、粘土と石が積めずに悪戦苦闘し、さとまるメンバーはみな泥だらけの炭まみれで、なんとか作業を終えました。

しかし手間をかけてつくられた炭は、使ってみると、本当に素晴らしいんです!
掘りごたつ内で炭をくすぶらせていると、暑くなって足を出すメンバー続出。電気こたつだとなかなか見ない光景です。しかも炭は一晩中熱を発し続け、薪のストーブよりも何倍も長時間もつ優れもの。東京のレストランやバーなんかで、火鉢が置いてあると暖かいし雰囲気もいいので、取り入れていく先が作れたらいいですよね。

その夜は、新潟県境に近い小谷村大網の火祭りを見に行きました。
八坂のパウダースノーとは違い、こちらは吹雪!寒さもひとしおで、火祭りには絶好の夜でした。このお祭りは、山にすむと伝えられる神や仏に、踊りや和太鼓を奉納し、自然の恵みに感謝するもの。


鬼役の若者たちは、ほぼ裸。寒さに震えながら、叫び踊る様は年に1度の根性試しといった感もあり、思わず笑顔で見てしまう光景でした。鬼たちの踊りとともに、どんど焼きが激しさを増し、ついには火の柱となって崩壊。吹雪も溶かすような熱気が会場を包みました。
それにしても、会場で配られた甘酒は体に沁みて、本当においしかった!


今回は、長野の深い雪のなか、薪や炭、火祭り、温泉などの昔ながらの熱にふれ、温かい体験を数多くすることができた旅となりました。


2011年2月16日水曜日

朝大学で「アーバン木こりクラス」を開催します!!

いよいよ、さとまるLLPが東京駅正面の新丸ビルへ登場します。
「丸の内朝大学」環境学部での
アーバン木こりクラス~森と身近になる3ヶ月~
です。詳しくはこちら>>http://www.ecozzeria.jp/asadaigaku/course/28231451.html

この朝大学でのお話をいただいてからというもの、
「どんなカリキュラムで山のことをお伝えしようか??」
と毎日、眠れない夜を過ごしました。。。。とまでは言いませんが、山とか森とかを「環境」として話そうとすると、どうしても7回の講義だけでは足りず、どのような内容を伝えるのが、これからの日本を引っ張っていく(だろう)丸の内の人たちに役に立つのか??悩みました。

2009年から冬を除いて毎月のように開催してきたecoコン・山に入って、男女で協力して伐倒する企画。
たしかに、このecoコンのおかげで、自分たちもたくさん木を伐って(当日以外も)たくさんの人たちに山に入ってもらう機会をつくることができました。

でもでも、丸の内の人たちには、もっともっと広い森の話をしたい!!
とはいえ、あまり硬派にやりすぎると「朝だから、そんな頭まわらないっすよ!(ウダ君談)」ということで、朝から森の中に迷い込んでしまったら大変だし。

試行錯誤の上、いままで森に行ってボランティアとかスポーツとかしてきた人も、いままで森には関心があったけれど機会がなかった人にも、楽しみつつ、勉強になる、そんなカリキュラムにしてみました。

まずは、第1回は、山梨から、間伐した木を丸の内に運び、それを立てた状態で、伐倒の練習をやってみます!
第2回は、国内だけじゃなく、グローバルに視野を広げて、森の価値とはなんぞや?そもそも、人間の文明とは、どこから来ているのか?を語ります。
第3回は、森の機能を一気に勉強します。建築用の木材だけ?いやいや、食べ物だって、水だって、エネルギーだって、そして生物資源もみんな森から。ちょっと本を読んでも出てこない深い話を軽くします。
第4回は、いざフィールドワーク。いつもは入ることのできない林道を、みんなで登って、実際に間伐のできている森、できていない森、そして天然の広葉樹林を、体感してもらいます。もちろん、チェーンソーを使った木の伐倒や、地元の森からの幸をいっぱい味わってもらいますよ〜
第5回は、長野県の白馬・大町から現場で活躍されている日本版フォレスター(林業士)の先生をお呼びして、恒常的に利用していける森とはどんなものか、その育て方などを学びます。
第6回は、今、大問題になっている野生鳥獣のこと。シカの問題や、熊の問題を、まじめな森の視点と、おもしろ美味しいシカ肉の視点、両方から探求していきます。
第7回、最終回は、森の関係で活躍されている各NPO/組織の方々に集まっていただき、国際森林年の今年、日本でどんなことを仕掛けていくか!?という、ここでシカ聞けない最新情報を座談会形式で討議していきます。

現在、さらに有意義な話・説明をしてくれる人・メーカー等々にも、参加調整中です。確定後、このBlogやTwitter(こちら)、さとまるFacebookページ(こちら)で発表していきますので、ご期待下さい!

また、朝大学のクラスに関しての質問などありましたら、さとまる きこりクラス担当の大藪(こちら)までご連絡ください。

2011年2月12日土曜日

第一回料理部~エゾシカとイチゴとりんごと熱燗と~

記念すべきお料理教室第一回目。

メニューは「エゾシカミートパイ」「りんご&いちごパイ」。
パイ生地から手作りしました!


今回の会場は蒲田第2日の出湯前の「マナビーキッチン」を使わせて頂きました。
とっても素敵なスペース!



着々と準備を進めるのは、今回の先生めぐちゃん。


今回のお酒2種!『貴』『達磨正宗』
第一回を祝してまずは乾杯!



美味しいお土産をつまみつつ、お酒を片手にクッキング開始~!

■パイ生地作り
まずは粉をふるい、塩を入れてまぜます。


バターを1.5cm角にして粉をまぶし、冷水を加えてまとめます。
この時、バターを溶かさないようにすること。パイ生地の材料は全て冷たいままで!


まとめるとこんな感じ。台にうつします。


打ち粉をふるいながらくっつかないようにのばし三つ折に。
上下左右を変え、またのばして・・・これを6回繰り返します。


ラップでつつんで冷蔵庫で30分寝かせます。
本来は上記の6回の作業の間に生地を寝かせるそうですが、今回は時間短縮バージョン。



■エゾシカ肉のミートソース作り
エゾシカ肉を提供して下さった株式会社クイージの石崎さん。
シャキーン!!!と登場。
ミートソース作りの先生も担当してくれました。


じゃ~ん!エゾシカ肉ミンチ!これは肩肉だそうです。


みじん切り玉ねぎを透き通るまで炒め、エゾシカ肉を投入し、調味料とホールトマトを入れるとこんな感じ。しばらくグツグツ。
出来上がったら冷ましておきます。
※お肉を炒める時に、オリーブオイルを足しながら炒めるのがポイント。こうするとお肉がパサパサしないのだそうです。


■パイをのばして具を詰めよう!
<りんご&いちごパイ>
寝かせた生地を均等にのばし丸型に。

スポンジをのせ(フルーツの水分をとるため)、りんごといちごをトッピング!

上から生地をかぶせ余分な生地をカット。
先生めぐちゃんのプロの技!

かわいくデコレーションして、つや出しの卵をぬりぬり。


<ミートパイ>
こちらは四角い生地で。冷ましたミートソースをのせます。

好きな形に折って、フォークなどでしっかりとめます。



■出来上がり~!
とろ~りイイ匂いのりんご&いちごパイ♪

サクッサクのミートパイ!


■他にも美味しい!!!
エゾシカミートソーススパゲッティ

キッチンお向かいの日の出湯の釜で焼いたじゃがいも!
ほっくほく。バターとお塩で頂きました。



美味しいお酒を飲み、お土産をつまみながら、ゆるやかで楽しいお料理教室となりました。

今後も楽しい企画をしていく予定です。
色んな地域の食材を使ったり、プロに教わったり、、、この料理部が、色んな場所や人とをつなぐ交流の場となれたらと思っています。