2011年3月24日木曜日

時代を超えて〜南朝に思いを馳せる上北山村の歴史


日本にも、マチュ・ピチュが!?

ここは奈良の南、吉野を超えた先にある上北山村です。
今は杉の森に囲まれた山村で、現在は役場や学校、工事関係に従事する人が大半の村です。

そんな村も、昔は、南朝の王子が身を隠し、御所を設けていたような吉野の里でした。
(歴史の勉強はこちら http://www.tokyo-kurenaidan.com/yoshino3.htm

神社仏閣を見に行けば、そのような歴史が残ってはいるのですが、もっと庶民に近い生活感のある姿が残っていないかしら、、、と今回は、地元の郷土資料館をのぞいてみました。

ありました!
この上北山村の西原という地区。今は、稲作はまったくやっていないのですが、ちょっと前には、お米をつくっていた証拠です。もちろん、こんな山あいの場所ですから、上の写真にあるような石垣を作って、棚田にしていたのでしょう。

さらに、過去の「上北山村報」をめくってみたところ、昔は、うなぎやうぐいなどが、1万9千kgも水揚げされていた、水産業が強い地域だと言うことも分かりました。

昭和三十年代までは、こんな豊かな村楽でしたが、この後、次々と産業発展のための発電用ダムが建設され、村の力は衰えていったようです。

この一枚の説明書きからだけでは計り知ることができない、この風土の魅力。まだまだ発掘していきたいですね。

7月7日の七夕には、「西原虫送り」という、他の地域ではあまり見ない、火祭りがあります。このような地域の民俗に興味がある方は、一緒に参加下さい。
参加名乗りはfacebookにて http://www.facebook.com/event.php?eid=193533924018179

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